原作と脚本。

というわけで、ハマりまくったあげく、読んだことなかった原作を古本で買い、読み始めております。
内容、だいぶ違うんですね。頭のなかはすっかり、泉ちゃんは長澤さんで佐久間さんは堤さんだけど。映画は観たことないけど、そちらのリメイクらしいね。キスシーン期待したけどなかったなぁ〜。脚本自体は良かったけど、も少し映画のオマージュ盛り込んでも良かったんじゃ…。
香取慎吾君の『西遊記』が良かったのは、それを恐れなかったとゆーか、ちゃんとリスペクトしたうえで、“超えるもの”とか“新しいもの”ってのにとらわれずやったから良かったように思う。だってマチャアキ夏目雅子さんには絶対適わんもん。あの時みたいなんが創りたいけど同じモノは創れへんから、好きなところはそのままに、当時やりたくても出来なかったことを織り交ぜつつ、脚本家が腕をふるった結果、今までのどのリメイク(同じ題材)よりも愛される作品になったんだと思う。だから、良いものをリメイクするときはオリジナルの良いとこは絶対外しちゃダメなんです。って、映画は観てないんだけどね。夫から聞いてね。さぞ、まさみちゃんと堤さんがキスしたら…と、想像・妄想しまくったからね。
ところで、原作もののドラマや映画が色々ありますが、どれも大概、原作のファンは「原作と違う!」って怒鳴りますね。漫画がアニメになったのならまだしも、そーゆー人等は原作がいいなら原作読んでりゃいーんです。映像になるってゆーのは全く別のモノになるって当たり前。ピンクと聞いて、人によって薄いピンクや濃いピンクをそれぞれ別に思い浮べるのと同じで、万人にピッタリなビジュアルになるわけないし、それなら設定だけ借りて、まったく別のストーリーにするのもアリだと思う。
脚本家って、ほんとすごい仕事だなぁ。それは時に原作にもない良さを生み出す仕事でもあって。
なんか最近テレビのことばっか書いてるな。けど、目に見えない活字を書く彼らが気になって気になってしょうがない。今日この頃。