浮気を止めさせるには。

今期のドラマはやたら観てます。
やっぱり私はドラマや映画が大好きなんだなぁと再認識。内容よりは役者さんの演技や演出が気になります。好きな台詞が一言でもあれば、その脚本家に惚れたりもします。
今期は好きな役者さんが多くあちこち出演してらっしゃるので、ビデオに録って育児の合間合間にちょこちょこ頑張って観てます。その中に『今週、妻が浮気します』があるのですが、ユースケさん扮する夫に少々現実味が欠けているのに対して、石田ゆり子さん扮する妻のリアルさにビビリました。ドラマだし、この先は予告みるかぎり無理な展開になりそうなんですが、ユースケさんが本当に可哀想に思えて泣けるくらいリアル。「浮気をする人間って本当にこーなのよ!」って胸がギュッと締め付けられたもん。

愛し合っているはずの二人の間に浮気が発覚した場合、一番強い立場に居るのは、浮気を発見し責め立てながらも関係修復を願う本命であるはずの自分ではなく、浮気をした本人である。

私も幾つかどちらの立場においても修羅場を経験してきたので、その経験じょう、これは間違いなしという持論があります。
一夜限りの見知らぬ相手なら本命も強気に出られる部分は残っているけど、継続的な相手との浮気の場合(このドラマもこちらの方)は、本命さんは何も出来ない、とても弱い立場になってしまうのです。
大概の人は自分が本命であることを疑わず、パートナーの浮気を問い詰め、怒りをぶつけてしまいます。もちろん浮気は止め、悔しい気持ちや激しい嫉妬を静めるだけの償いをし、今まで以上に自分だけを愛してくれるはずだと信じて。でも、自分を騙し浮気に走ったパートナーは、そういうことが出来てしまう人間は、とっても頭が良くズルイ人なのです。責めれば逆ギレされるだけです。そして、いつの間にか「浮気の原因はあなたのせいだ」ということにされ上手いこと別れ、浮気相手と上手くいって付き合っちゃう。戻ってくるのは、その相手と上手くいかなかった時のみ。(このドラマの場合は二人の間に子供もいるし、浮気相手にも奥さんがいるので戻ってくる可能性が高いけど)
じゃ、責めず黙って許せばいいのかというと、できますか?それ。例えば、このドラマのように“次の土曜日に妻が男とホテルを予約している”と知ってしまったら?知らないふりなんて出来ますか?それを阻止して妻と話し合い、浮気を止めることが出来たとしても、過去にはなかったのか、この先も絶対ないと言い切れるのかと、ずっと不安で疑心暗鬼になってしまいます。
継続的な相手との浮気の場合、それがたとえ一時的な燃え上がりだったとしても、メラメラ燃えているその時に触って火傷するのは他でもない浮気された自分自身なのです。
浮気が疑わしい時は、絶対に明らかにしてはいけないのです。黙って忘れるしかありません。でも、それができないから別れてしまうんだよね。みんな。
本当は“全く気付いていないふり”これが一番、浮気を止めさせるためには効果的です。パートナーに、(ひょっとしてバレてる?いや、そんなわけないよね。や、このままだとバレるかも)ぐらいに思わせてやるのが、浮気している人に罪悪感をもたすのに一番効果的です。罪悪感をもたせつつ、やっぱり自分の方がいいと思わせる努力をする。自分を失いたくないと思わせれば、浮気なんて絶対止めます。(それでもやる人は自分を失いたくないんではなく、その生活を失いたくないだけの人)
浮気をしている人は、どこかでパートナーが悪いから(なかなか会ってくれない、付き合い始めの頃と変わった、自分より友達・仕事などを優先する等)こうなってしまったという、言い訳を用意しながら浮気します。そしてバレた時、それを振りかざす。んで「自分を愛してくれているのに、寂しい思いをさせたせいでこんなことになった」などと思い込まされて許さざるおえなくなっちゃうように仕向けるのです。むしろ、浮気したのに戻ってきてくれるなんてありがたいとさえ思い込ませ堂々と優位に立ってまんまと元サヤ。これに上手く騙された人だけが、浮気されても深く傷つかずに別れる、もしくはやり直すことができるわけです。
と、まぁ、変な持論ですが、別れたい時はこの手が一番上手くいったし、別れたくないときは追求して失敗しちゃった経験から導きだしたものでございます。まぁ、要は惚れたら負け。好きでいるいじょうは、浮気されようがどーだろうが別れたくないなら貫くしかないということです。
まとまってませんね。すみません。えーつまりは、そうそう、ゆり子さんの妻はそんな感じがすっごく出ててリアルだったなぁって、そーゆー話し。